かんたん哲学にゅうもん ソクラテスの野望

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どうも、みるくシェークだ。

ご無沙汰してすまない。

どうも書く気のムラが多くてなかなか書けないんだ。

ところで、きみ、ソクラテスって何した人か知っているかい?

皆さんご存知、毒ニンジンを飲んで死んだ人だ。

ソクラテスは死んだ!なぜだ!?

(ギリシャの知識階層):若者どもを扇動した罪ゆえにソクラテスは死んだ!

若者を扇動した?バカを言え、彼ソクラテスはそんなことは一度たりとも考えたことがあるまい。

さてはお前ら、ソクラテスに論駁(ろんばく:言い負かされること)されたから死刑にしたんだろう?

(ギリシャの知識階層):ギクッ

言い負かされて恥を感じたから死刑に処すなど、お前らは中二か!

(ギリシャの知識階層):・・・!そうだ、ソクラテスは我々が知らないことを知っていたのだ。

(ギリシャの知識階層):我らは何も知らなかった。だから彼を殺した。

そうだ、ソクラテスは自分が無知であることを自覚していた。

だから、無知でありながら、お前ら知ったかぶりの人間の誰よりも

真剣に知とは何かを考えていたのだ。

おお、ソクラテスよ、

アテナイナンバーワンの賢者よ、

君のとった方法は否定的だったが、

まことに教育的であった。

ソクラテスによって生み出された哲学、

それが倫理の哲学。

デマゴーグに対抗するための哲学。

世界は今、現代のソクラテスを求めている!

次回予告、プラトン、哲人国家を建設す。